新潟L・滝川 昨季女王から勝ち点3を 24日ホーム三菱重工浦和戦 前節通算150試合出場
WEリーグの新潟は19日、聖籠町のアルビレッジで24日のホーム三菱重工浦和戦に向けた練習を行った。現在、クラシエ杯を含め公式戦3連勝中。前節でリーグ通算150試合出場を達成したMF滝川結女(25)は昨季女王相手から勝ち点3を奪いサポーターを喜ばせるつもりだ。 一気に寒風吹きすさぶ中、滝川は何度もDFの背後へ抜け出す動きを繰り返した。トップ下の選手だが「どちらかというと足元に置きがちなんですけど、タイミングで(裏に)出なきゃいけない場面も絶対にある。その辺の駆け引きは大事」と求められている役割は分かっている。 17日のマイナビ仙台戦では1―0の前半38分のMF川澄の得点をアシスト。このシーンを含め、滝川が前を向いてプレーした時にチャンスは生まれる。「自分がターンできるところはしないといけないし、前を向いた方が自分の持ち味は出ると思う」と今後も積極的に持ち味を出していく構えだ。 この試合でリーグ通算150試合出場を果たした。25歳での達成は、ケガなく試合に出続けたことの証でもある。「プレースタイル的には結構バチバチいくので“ケガしそうだよね”と言われるんですけど、ありがたいことに大きいケガはないんです」。高校は常盤木学園(宮城)で、その後も長野、新潟と寒冷地でプレーしているが、冬場は入浴剤入りの湯船にしっかりつかり、体を内側から温めて疲労回復に努めている。 チームは公式戦3連勝中でいずれも無失点。勢いに乗った状態で今節は昨季女王の三菱重工浦和と対戦する。「自分たちがしっかりやれば勝てない相手ではない。サポーターの皆さんの期待に応えられるように頑張りたい」。ホームで難敵を下し、一気に上位をうかがう。