初期パーティに「僧侶」ではなく「遊び人」を入れるべき理由 「ドラクエ3」リメイク版発売 ファミコン版しか知らない世代と盛り上がりたい「どのパーティがいいか」論争
もっともスタンダードなのは
11月14日、「ドラゴンクエスト3」のHD-2DD版が発売される。すでに多くのドラクエファンは大喜びし、どのようにリメイクされるのか、といった意見をネット上に多数書き込んでいる。今回「まもの(魔物)使い」が新たに登場するが、今後「どのパーティがいいか」論争が盛り上がることは必至だろう。 【写真】懐かしい! 誰もがハマったドラクエIIIを中川氏がプレイする様子
まず、モンスターの得意技を覚えられる「まもの使い」を使う人々はかなり多くなることは容易に想像がつく。が、それはさておき、これまでのバージョンで最強のパーティは何か? 今回はこれについて、ドラクエ3歴36年、恐らく50回はプレイした私が最終的にたどり着いた結論を述べる。 もっともスタンダードなのは勇者・戦士(武闘家)・僧侶・魔法使いである。肉弾戦も強い万能型・豪傑・守備&回復役・魔法攻撃役というバランス型である。最初は私もこのパーティで始めていたが、ある時から、自分がケチで心配性であることに気付いてしまった。というのも、MPをあまり使いたくないのだ。 リメイク版では敵モンスターに対して全体攻撃ができる「ブーメラン」の存在もあり、同様の攻撃効果を持つ「イオラ」等の呪文の重要性が減ってしまったのである。中でも「炎のブーメラン」は相当攻撃力が高い。MPについて魔法使いはリレミトとスクルトとバイキルトがあるだけで構わない。レムオルなんて呪文、何に使うんだ……。消え去り草を買えばいいじゃないか。
「くちぶえ」の利点
そうしたことから考えてここ数年間の初期パーティは以下のようにしている。 勇者 盗賊 遊び人 魔法使い 勇者は当然として、2番手のパワーファイターを戦士・武闘家ではなく盗賊にしたのは、何かとアイテムを盗んでくれるからである。序盤のカネが足りない時、非常に役に立つ。遊び人は3回に1回ぐらい攻撃に参加しない役立たずではあるが、とりあえず僧侶レベルの攻撃力があるため入れている。3人パーティに時々加勢してくるヤツ、とでも思って入れておけばよい。 遊び人の何がいいかといえば、敵を呼び出す「くちぶえ」を覚える点だ。後半、リムルダールで、はぐれメタル狩りをする際に、このくちぶえがあるとスラスラとはぐれメタルを呼べる。もっとも、「銀の竪琴」でも呼べるが、とにかく音楽が長いのだ。くちぶえの場合「ヒューーッ」で終わり。あとは唯一「さとりの書」がなくても賢者になれる点が良い。レベル20まで我慢すればいいだけである。 魔法使いは攻撃担当としての役割を担う。先に「MPをあまり使いたくない」と書いたが、何しろアリアハンを出てロマリア→カザーブ→ノアニール→西の洞窟→シャンパーニの塔→アッサラーム→イシス→ピラミッドの間の敵が強すぎるのである。