“辛口”ロイ・キーンも今季のマンUに期待しているが、心配なことも 「マンチェスター・ユナイテッドの選手層は厚いが……」
怪我が最大の懸念か
今シーズン最初のタイトルをかけてマンチェスター・シティとコミュニティ・シールドで対戦したマンチェスター・ユナイテッド。 [動画]今季最初のマンチェスター・ダービーの結果は? コミュニティ・シールドのハイライト PK戦で負けてしまったものの、ブルーノ・フェルナンデス、アレハンドロ・ガルナチョ、アマド・ディアロなど好パフォーマンスを見せた選手も多かった。ビルドアップ面では不安が残る場面もあったが、特に攻撃面やカウンターでは鋭さを見せ、シティの守備陣を苦しめた。 試合後、元ユナイテッドのロイ・キーン氏は古巣の問題を口にしながらも、昨シーズンとはちがう期待感を持っているような言葉を残した。 「マンチェスター・ユナイテッドの選手層は厚いが、問題は怪我人が多いことだ。もし彼らがほとんどの選手を健康な状態に保つことができれば、私は今シーズンのスタートにかなり楽観的になれるだろう。もしあなたがエリック・テン・ハグ監督なら、その証拠から判断すると、きっと前向きな気持ちになるだろう。ただ、最終的には十分な強さがなかった。今日のような終盤での失点を避けるには、もう少し強さが必要だ」(『ITV』より) ユナイテッドはこの試合、ラスムス・ホイルンドやレニー・ヨロ、ルーク・ショーなどを欠いており、彼らがいればまた違っただろう。今夏積極的な補強を行うユナイテッドはさらにマタイス・デ・リフトとヌサイル・マズラウィといった選手の加入が近づいていると考えられている。 昨シーズンより選手層が厚くなっているが、怪我人が続出していては意味がなく、コンディション管理も非常に重要になってくるだろう。キーン氏もそこを心配しており、スカッドさえ揃えばもっと上に行けるだけにもったいないと感じているようだ。 昨シーズン、怪我人に苦しめられただけにユナイテッドのスタッフ陣も同じ轍を踏みたくないだろう。スカッドが充実してきたユナイテッドの今シーズンの鍵の1つは選手たちの健康管理になるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部