『極悪女王』でライオネス飛鳥を好演、剛力彩芽「1日5食3千キロカロリーで10kg増量」
3千キロカロリーで10kg増量
ーーそこまで本格的に! その間、他の仕事はできなくなるじゃないですか。ラジオならともかく、本格的に肉体改造したらモデルなどもできなくなるでしょうし。 剛力 それはスタート段階からわかっていたことでした。すでに入っているレギュラー以外のお仕事……たとえば連ドラみたいな長期の作品は難しいですね。 ーー体重も10kg増やしたと伺っています。 剛力 結構つらかったですね。私はスタートした時点で食事量が少なかったから、しっかり栄養管理師の方に診てもらいながら1日3000キロカロリーは摂るようにしたんですよ。 ーー3000キロカロリー!? 大柄な男性でも大変なレベルじゃないですか! しかもピザやポテトチップスを食べて怠惰に太るわけにもいかないですよね。 剛力 トレーニングがハードだから、カロリーをたくさん摂らないと痩せてしまうんです。でもいっぺんにそんな食べられないから、1日5食で過ごしていましたね。基本的にはお肉が中心。サラダとかは水分が多いから、すぐお腹いっぱいになっちゃうんですよ。あとは調理法も大事で、たとえばほうれん草を食べるときは、おひたしじゃなくてバター炒めにするとか。1ヶ月に1回は健康診断もあるから、きちんとバランスよく食事しながら増量していきました。 ーー徹底していますね。モデルの食事内容と真逆じゃないですか。 剛力 もともと私、食の趣味としてさっぱりしたものが好きなんですよ。無意識にカロリーの低いヘルシーなものを選ぶ傾向があるみたいで。改めてプロレスラーの方ってすごいなと感じました。 ーープロレス技術の取得も苦労したのでは? 剛力 いや、もう本当に……(苦笑)。最初は簡単なストレッチとかマット運動みたいなところから入ったんですよ。前転とか後転とか回転系の動きですね。あとは首を鍛えるのも大事だということで、三転倒立を1分間やったりして。そして受け身。受け身はプロレスの基本なので。 ーー剛力さんってダンスも得意だし、わりと運動神経がいいイメージがあるのですが。 剛力 でも、全部が初めてやる動きですからね。技を受けたりするのは本当に苦労しました。具体的なプロレス技術については、(長与が率いる団体)マーベラスの選手の方たちが教えてくださったんです。彩羽匠さんとかMariaさんとか桃野美桜さんとか、本当に全員でサポートしてくれたので心強かったです。それこそ修行というか、特訓みたいな感じでしたけど(笑)。 PROFILE◎ごうりき・あやめ 1992年8月27日生まれ、神奈川県出身。2008年から雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務め、2011年にドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で本格的に俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台、CMなど幅広く活躍。 4度目の上演となる舞台「No.9-不滅の旋律-」が12月21日より開演。 ▽『GaiXer presents剛力彩芽は未来を編む』(ニッポン放送) 毎週土曜日16:50~17:20。過去の成功パターンが通用しにくい現代において、未来を描き、具現化するための新たな思考法やスキルを習得する機会を提供するプログラム。過去の知見と最新のAIを組み合わせて、社会のために何ができるのかを考えていく。 【中編】『極悪女王』剛力彩芽「撮影後、ライオネス飛鳥さんからは『彩芽ちゃんにやってもらってよかった』と」は下の関連記事から御覧ください。
小野田 衛