実家を掃除していたら10年前に作った口座の「通帳」が出てきました。預けていたお金はまだ引き出せますか?
休眠口座のお金は社会のために使われる
休眠口座になったとしても、気づいた時点で金融機関に相談すると引き出すことは可能です。しかし、そのままにしておくと公共団体の資金として社会のために活用されるようです。 休眠口座にあるお金はもともと口座の契約者のものではありますが、使われない場合には、しかるべき手続きを踏んで、公共活動の資金として活用されているのです。
休眠口座になる前の流れ
ここからは休眠口座になる前の流れを解説します。10年が経過すると通告なしに休眠口座となるわけではなく、事前に通知がくるようです。 ■9年が経過したら通知が来る 入出金等の取引がない状態で9年が経過したら、口座情報に登録してある住所に通知が来ます。この時点で口座を使っていないことに気づいた場合、預金を引き出したり、新たに口座を使用したりすることを検討しましょう。今後も口座を使用する予定がなければ、口座解約手続きを行うことをおすすめします。 ■1万円未満の場合は通知が来ない 口座残高が1万円未満の場合は通知が来ないこともあるようです。もしも知らないうちに口座が休眠状態になっていた場合、預けている額面が少なかった可能性があります。 複数の銀行口座を保有しているケースが多いものの、あまりに数が多いと使わない口座がでてくるものです。今後も使いそうにないと判断した口座は、解約するのも一つの方法です。
休眠口座の基準は10年
自分がかつて使っていた口座が休眠口座になっていたとしても、しかるべき手続きを踏めば預金を引き出すことができます。しかし、住所が変わっていたり、結婚して名義変更していたりする場合には手続きが煩雑になります。もしも今後使用しない口座がある場合には、今のうちに整理しておきましょう。 出典 金融庁 長い間、お取引のない預金等はありませんか? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部