NGT48北原里英が卒業、アイドル10年の足跡とこれから 女優としての勝算は?
新潟県を拠点とするAKB48の姉妹グループ・NGT48は18日、キャプテン・北原里英の卒業公演を新潟市で開催した。2008年にAKB48でデビューしたアイドルとしてのキャリアを、NGT48 として終えた北原は今後、女優業に本格挑戦していく。10年におよんだアイドル人生を駆け足で振り返ってみたい。
「大声ダイヤモンド」で選抜入り、当初から人気メンバーに
北原は1991年、愛知県一宮市の出身で現在26歳になる。2007年にAKB48の第二回研究生(5期生)オーディションに合格し、翌08年にデビュー。7月には旧チームAに昇格し、10月リリースの10枚目のシングル「大声ダイヤモンド」で初めて選抜メンバー入りした。以後、18枚目シングル「Beginner」までの全シングルで選抜入りするなど、当初から人気メンバーとして注目度は高かった。 09年には「AKB48 13thシングル選抜総選挙」で13位となり選抜入り、2010年には太田プロダクションへの移籍が発表された。
16年からNGT48のメンバーとして活動
その後、11年には同じ太田プロ所属の48グループメンバーである大島優子、指原莉乃、横山由依とともに派生ユニット「Not yet」を結成。12年にチームKに異動すると、一時的に名古屋を拠点とするSKE48と兼任した時期もあった。チームKでは副キャプテンを務めたが、15年春になると新潟を拠点とするNGT48への移籍とキャプテン就任が発表され、8月にはAKB48メンバーとしての活動を終了、16年からはNGT48の活動が本格的に始まった。総選挙での最高位は、17年の「AKB48 49thシングル選抜総選挙」で記録した10位だ。 筆者が公演以外で初めて北原を取材したのは、10年の夏のことだった。当時AKB48のチームBに所属していた北原だが、BS12トゥエルビのアニメ「学校のコワイうわさ 新・花子さんがきた!!」で声優に初チャレンジしたのだ。このとき、19歳。成人を翌年に控え、「これからはたくさんのことに、いままで以上に挑戦したい。ずっと演技がしたいと思っていたので、演技の仕事ができたらいいなと思います」と、大きな目をひときわ輝かせていた。当時から女優志向の強さがうかがえた。