元グラドルの新人議員「森下千里」 実は人望も厚い政治家向きの“成り上がり根性”
■お笑い芸人からも厚い信頼 しかし、19年末に突如として芸能界引退を宣言。その後はタレント時代に設立したピラティススタジオ運営会社の社長業を務めるなどしていたが、21年に政界へ舵を切り世間を驚かせた。前出のディレクターが言う。 「確かに今は、彼女に衆議院議員が務まるのかと不安を覚える国民も少なくないでしょう。落選中に実業家の西村博之さんとYouTubeでやりとりした際、森下さんが『食料自給率を上げたい』と主張しながらも『食料自給率』の意味を理解しておらず、勉強不足が露呈。今になってこのシーンの“切り抜き動画”がSNS上で拡散され、『小学生でもわかることなのに』とあきれ声も上がっています。ただ、森下さんも当確時のスピーチで『ここからがスタート』と強調していましたし、持ち前の成り上がり根性は“政治家向き”といえるのでは?」 今後、抜群の知名度をいかした活動が期待される森下だが、芸能評論家の三杉武氏は次のように語る。 「森下さんはレースクイーンからタレント業に進出。長きにわたって雑誌グラビアや『ロンドンハーツ』『志村けんのバカ殿様』などの人気番組で活躍を見せました。抜群のプロポーションをいかし、“グラビア戦国時代”と呼ばれた00年代に代名詞ともいえる『女豹ポーズ』でグラビアを席巻して写真集やDVDも好セールスを記録。仕事に対するスタンスは非常に真面目で、実際にバラエティーの現場では共演するお笑い芸人や番組スタッフからも厚い信頼を寄せられていたようで、悪い評判などは聞いたことがなかったです。芸能活動以外も含めてそのマルチな活躍を見ても、当時から向上心の強さや努力家の一面が垣間見られますよね」 政治家としてはこれからだが、「森下千里」の持ち前の人間力を期待したい。 (小林保子)
小林保子