不満顔や無表情は“たるみ”の原因。歯科医師・石井さとこさんは、イライラ、ムカムカした時こそ全開笑顔で口角アップ!
歯科医師・口もと美容スペシャリストの石井さとこさんにも、「クソが!」と思う瞬間はあるそう。そんな時は、とりあえず口角を上げて笑顔を作る。口角上げ筋を働かせると顔も心もスッキリして、お得なことだらけだとか。
クソが‼と思っても、口角上げ筋を動かしてハッピー美人にギアチェンジ
「いよいよ春爛漫、お出かけしやすいシーズンになりました。心ウキウキ弾みます……とは言え、この世の中、生きているうちは艱難辛苦もあります。先日知り合いの大人女子にこんな事を質問をされたんです。 『さとこ先生は、クソが!と思ったらどうしてます?』 そんな、「クソが!」なんて、わたくしにはございません~♪ と、きれいごとが通用する年齢でもございませんので、わたくしなりの自分に損をしない対処法をお伝えしました」と話す石井さとこ先生。 今回教えてくれるのは、“心と表情”について。たるみを撃退してハッピー美人にギアチェンジする口もと美容法とは?
不満、落ち込み、怒り。顔の筋肉は心を映し出してました。
「数年前のある日、ぼんやりとテレビのニュースを見てたんです。 内容は記憶にありませんが、嫌なニュースで神経に触る感じがあり、ふと、傍にある鏡に目をやったら、そこには不満顔で口角が下がり、ほうれい線が浮き出た中年以降の強面女がいました。 正に真実の鏡。 メイク直しの際にキメた?笑顔を映した姿は非日常の自分である事を確信しました。表情筋はいとも簡単に自分の心を反映させていました」
不満たるみ顔はラクチンに出来上がります
「以前、表情筋は意識しないとなかなか動かないというお話をしましたが、不満顔のような表情は、口もとの口角下方に付いている口角下制筋や下唇下制筋、つまり口角下げ筋を割と無意識に働かせます。 これらの筋肉を常に働かせていると、不満たるみ顔がラクチンに出来上がります。恐ろしや……。 さらに言うと、日常生活では表情筋全体の30%程度しか使えてない私達なのに、この口角下げ筋を育て、不満顔を定着させるなんて、、、もったいない!」
クソが!と思った時こそ、アレですよ
「ネガティブ感情に身を任せ、たるみ不満顔を引き寄せてしまうのはホントに残念な事だと確信させてくれたのは、俳優の竹中直人さんの伝説の芸“笑いながら怒る人”です。 見事に心と表情筋を分断させてます。ある種狂気さえ感じます。 常人にはとてもじゃありませんが出来ない事ですが、せめてあの分断マインドだけは見習いたいと思いました」