日高郁人&青木いつ希が4年4ヶ月ぶりに島根県に凱旋し『ご縁の国しまねツアー』を開催!絆の力で“父娘”となった2人が故郷の子どもたちに「夢への距離は遠いものじゃないって実感して欲しい」とメッセージ!
――青木選手、改めて遣島使就任おめでとうございます! 青木「ありがとうございます~(照)」 ――遣島使についてお聞きしたいと思います。まず、日高選手は遣島使としてどのような活動をしてきたのでしょう 日高「プロレスを通じて島根県を全国にアピールするっていうのはプロレスラーにしか出来ないことなので。僕のフィニッシュホールドは“石見銀山”って言うんですけど、これも当時の島根県知事だった溝口善兵衛さんに直接許可をいただいてそれを名乗ってます。他にも、僕の地元の益田市にある清流日本一の“高津川”ってのを技の名前にしてるんですけど、僕がその技で勝つたびに島根にゆかりある名前が流れるわけで。僕はコスチュームに『ご縁の国しまね』って入れてて……今は青木も入れてるんですけど、そういうプロレスラーとしてプロレスラーにしか出来ない方法で島根県をより多くの方に知ってもらいたいと。そういう私の思いに応えてくださったのが『秘密結社鷹の爪』の作者のFROGMANさんでして。FROGMANさんは毎年島根県で大会をやるたびにオリジナルの吉田くんを描いていただいて、応援をしていただいています」 ――青木選手はまだなりたてほやほやですが、遣島使のプロレスラーとしてどのような活動をしていきたいですか? 青木「自分も技名に塵輪や鍾馗、大黒落としなど地元・島根県の伝統芸能である石見神楽の演目を技名にしているので、そういう技でどんどん勝って行って。これ、正直読みづらいですよね。だからその読み方とかを話題の1つとして、『これなんなの?』から『石見神楽っていうのがあって』って地元の伝統芸能のこととかも伝えられたらと思います。あと、島根県でどんどん大会をやっていく中で東京の人が島根に来るっていうのは、大阪に行くとか名古屋に行くとかって話とは全然違うので……。『もし島根に来るんだったらこういうご飯屋さんがありますよ』とか『こういう水族館がありますよ』とか、大会開催の機会に皆様に告知して行って、そんなに大きい力にはなれないかもですけど、少しでも地元の経済を回すために微力でも力になれたらと思ってます」 ■「この子は俺が責任持って育てないとダメだな」――初代タイガーマスクに憧れて島根を飛び出した男と、運命に翻弄されて人生のドン底に落ちてしまった女が“親娘プロレスラー”になるまで