【プレビュー】アジア制覇へ。忘れ物を取りに行く横浜FMと悲願に挑む神戸が、敵地での初戦に挑む| AFCチャンピオンズリーグエリート
【国内サッカー プレビュー】今季から新設されたAFCチャンピオンズリーグエリートが、いよいよ開幕する。17日には横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が登場。横浜FMが韓国の光州と神戸がタイのブリーラムとそれぞれアウェイの地で対戦する。
横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が、今季から新設されたAFCチャンピオンズリーグエリートの初戦を戦う。横浜FMは韓国の光州との、神戸はタイのブリーラムとのそれぞれアウェイゲームに臨む。 横浜FMには忘れたくても忘れられない記憶がある。23-24シーズンのACLではクラブ史上初の決勝進出を果たし、ホームでの第1戦で2-1と先勝。アジアの頂点へ王手をかけた。しかし、アウェイでの第2戦で1-5と大敗を喫し、アジア王者の称号をあと一歩のところで逃した。 そこからわずか4カ月、トリコロールが再びアジアの舞台に戻ってきた。当時から監督こそ変わったが、選手の顔ぶれに大きな変更はなく、この大会に懸ける思いはどこのクラブよりも強い。今大会から大会方式が刷新され、新たなレギュレーションでの戦いとなるが、アジア制覇を目指す思いに一切変わりはない。 まずは、韓国の地で行われる初戦をいい形で飾ることが、頂点への大事な一歩目となる。第1戦から横浜FMは全力で勝ちにいく。 神戸にとっては、初出場ながらベスト4まで勝ち上がった20シーズン、ベスト8に終わった22シーズンに続いて3度目のアジアへの挑戦となる。ただ、過去2大会と異なるのは、Jリーグ王者として臨めること。頂点の味を知ったクリムゾンレッドが次に目指すは、アジア制覇である。 20年も22年も決勝トーナメントに進出していることを考えれば、グループステージの戦いに大きな心配はいらないだろう。さらに、これまでの1グループ4チームのホーム&アウェイ方式から、東地区12クラブの内、8クラブとホーム4試合・アウェイ4試合を戦い、上位8クラブがノックアウトステージに進めるレギュレーションへの変更は、追い風と言っていい。 アジアの戦いにおいて決して簡単なゲームは用意されていないが、間違いなく戦い方の幅は広がり、余裕をもって戦うことができるはずだ。その意味では、より余裕をもってグループステージを戦うためにも初戦の結果は大事。タイの強豪であるブリーラムのホームに乗り込んでの一戦は、今大会を占う90分となりそうだ。