坂手淳史、長田智希、ジョネ・ナイカブラ。ワールドカップ経験者が語るパシフィックネーションズカップへの意気込み
長田は「アタックでは、自分たちがやりたい形、うまくできている部分もたくさんあって、相手の脅威になっている部分もあると感じているので、精度を高めればもっと戦える」と語った。
また、ナイカブラは「PNCは常にフィジカルバトルの試合だとわかっているので、自分たちのスピードを試す良い機会。スピードの中でもフィジカルを伸ばして、ボールを保持するラグビーを見せたい」と語気を強めた。
坂手は2027年ワールドカップでは3度目の出場を目指しており、長田、ナイカブラはそれぞれ2回目の出場を狙っている。それについて坂手は「ラグビーがうまくなるのは常に僕自身の目標だし、常に成長したいと思う。
エディー・ジャパンではこの数年間、ジェイミー・ジャパンでやってきたこと、ワイルドナイツでやってきたことから、少し違った部分やアプローチができて、今すごく楽しんでいる。自分の中で、もっとできるというところを日々感じているので、レベルをしっかりと上げたい」と先を見据えた。
CTB長田は「目の前の試合と練習で、その時々に求められていることに対して、全力でフォーカスしていくところは今までと変わらずに大事にしていきたい。3年後のワールドカップに向け、自分の成長については、どういう環境でチャレンジしていくかのかは、自分の中でも少し考え中」と話した。
ナイカブラは「まず直近のゴールは毎週、毎週の試合に対してベストを尽くすところ。もっと長いゴールだと、自分の身体をフィットさせて、ケガのない身体作り、準備をしていきたい。ワールドカップはみんながプレーしたい大会だが、1つ1つ自分の身体をマネジメントして、リーグワン、日本代表の試合でも積み重ねていきたい」と前を向いた。
FWで一番ベテラのHO坂手、WTBでもプレーする若きBKのCTB長田、そしてスピードと決定力に長けたWTBナイカブラの3人は、ワールドカップ経験者として、PNCでは質の高いプレーで勝利に貢献することが求められている。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁