坂手淳史、長田智希、ジョネ・ナイカブラ。ワールドカップ経験者が語るパシフィックネーションズカップへの意気込み
また、30歳のナイカブラも「今、彼が一番経験ある選手で、スキルとコミュニケーションが高く、BK(バックス)を含めてチームを鼓舞してくれる存在」と語った。
6月から7月、1勝4敗だったキャンペーンを振り返り、現在取り組んでいることについて聞かれると、坂手は「自分たちがボールを保有していたら、もっともっと超速ラグビーに近いところを見せることができたと思う」。
「前回の反省を踏まえて、しっかりと改善しているところ。ミスやターンオーバーが多く、それは僕たちの超速ラグビーをする上で、大きなストップになってしまうし、うまくいかなかった大きな要因になったと思うので、それに対する準備をしている」と話した。
長田は「1つ1つのブレイクダウンの精度や、キャッチパスのスキルの精度を高めて、ターンオーバーの数を減らしていくことが求められている」と言えば、WTBナイカブラは「超速ラグビーはテンポ、スピードとフィジカリティーが必要」。
「今、練習の中で『ゴールドエフォート』(※1つのアクションの後、休まずに次のアクション、次のアクションをしていくこと)がメインフォーカスになっている。それをしっかりして、優勝を目指して最初の試合から最後の試合まで、そこにフォーカスしていきたい」と話した。
PNCでプールBとなった日本代表は、カナダ、アメリカと対戦し、プールで1・2位となった場合、プールA(フィジー、サモア、トンガ)のいずれかのチームと、ファイナルラウンド準決勝で対戦し、さらに決勝を戦うというフォーマットだ。
PNCで優勝するために必要になってくることを聞くと、坂手は「ゲームの中での判断や、ここぞというところの集中力が大事だと思う。PNCは厳しい戦いになることは予測しているし、予測しながら、その場その場で正しい判断をし続けるとことが大事」。
「個人としてはセットプレーをしっかりと安定させることが大事。その中で存在感を出していって、ゲームにどうインパクト与えていくかを含め、伸びていければいい」と話した。