前池田町長、収賄疑いで再逮捕へ 岐阜・大垣市の業者から100万円、セクハラ問題で辞職
岐阜県揖斐郡池田町が発注した保育園の空調機設置工事の指名競争入札を巡り、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された前町長の岡崎和夫容疑者(76)=同町=が、業者から現金を受け取っていた疑いが強まったとして、県警は7月1日にも、収賄の疑いで再逮捕する方針を固めた。28日、関係者への取材で分かった。岡崎容疑者は現金を受け取ったことを認める供述をしているという。 関係者によると、岡崎容疑者は2022年2月、大垣市の業者から、町発注の工事で有利になるよう取り計らう趣旨で、現金100万円を受け取った疑いが持たれている。 岡崎容疑者は22年7月、町立温知保育園の空調機設置工事の指名競争入札で、秘密事項である指名業者名を入札の参加者に漏らしたとして、今月11日に官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された。岡崎容疑者が入札情報を漏らしたのがこの大垣市の業者とみられ、工事を落札した。 岡崎容疑者は03年初当選の6期目だった今年4月、複数の職員へのセクハラ行為を認定され辞職した。
岐阜新聞社