知ってますか!? 新東名の「都心直結」もうすぐ実現するんです! 「東名の地獄渋滞」大きく変化!? 夢の新ネットワークはこう誕生する
新東名「東京延伸」の「現実的な計画」とは?
ひとつめは開通間近となっています。それが「圏央道横浜延伸」です。
新湘南バイパスの藤沢ICで終わっている圏央道を、東へ伸ばし、横浜横須賀道路の「釜利谷JCT」へ直結するというものです。 これが完成すれば、茅ヶ崎からそのまま首都高湾岸線へ乗り入れることができ、「都心直結」どころか「房総半島直結」「外環道千葉・埼玉直結」まで視野に入ります。 東名から横浜北西線で湾岸線方面へ行きたいドライバーにとって、地獄の「横浜町田IC」を通る必要が無くなります。それらの交通が一斉に圏央道で藤沢・横浜本牧方面へ抜けてくれれば、交通分散が万々歳というわけです。 ちなみに横浜栄IC・JCTからは支線が北西へ伸び、戸塚で国道1号に接続する部分も同時進行中。ここが開通すると、汲沢から2.5kmほど国道1号を北上すれば横浜新道へ到達可能となります。これをもって「新東名の東京延伸」が「ほぼ成就」したと見ても、無理のある話ではないかもしれません。 気になる進捗ですが、途中の横浜栄IC・JCTはほぼ完成形なものの、大半を占める地下トンネルがトラブルもあってスローペースなため、まだ開通見通しが立っていない状況です。藤沢~栄の「横浜湘南トンネル(仮)」は、5.6kmのトンネルの、2本中1本(横浜行きのみ)が掘削完了したところです。 さて、もうひとつは、神奈川県の「改定かながわの道づくり計画」では、「10年後期待される効果及び計画の具体化が望まれる自動車専用道路」に構想路線として記載されているルートです。 先述の「栄~戸塚」をさらに時計回りにぐるりと伸ばし、保土ヶ谷バイパスと横浜北西線を縦に連絡するという「横浜環状道路」が構想され、そこへ新東名が海老名から伸びてきてドッキングするというものです。 新東名~横浜環状道路~横浜北西線~第三京浜~外環道というルートで、めでたく「新東名の東京延伸」は完成を迎えるというわけです。 こちらの気になる進捗状況ですが、具体的な検討は「首都圏の道路ネットワーク計画や本市の道路状況などを見ながら」やっていくという方針。要するに、予算にも限りがあるので、目下動いている新東名と圏央道延伸がまず完成してからにしようよ、ということです。
くるまのニュース編集部