有村架純×坂口健太郎 Netflix話題の新作ドラマ『さよならのつづき』見どころを最速レポート|JJ
心臓移植前の様子と変わっていく夫を支えるミキも辛い。途中、ミキはさえ子の存在に気づいてしまいます。 「聞きたくない。カズが(移植相手のことを)知りたい気持ちは分かるけれど、知りたくない」 「不倫のほうがよっぽど良かった!」 悔しさがあふれるミキ。特に最終話では「言いたいけど言えない」ことをさえ子に電話するシーンが印象的でした。これはぜひ配信で確かめてください。
そんな登場人物たちを観ながら、常に脳裏に浮かぶのは「自分ならどうするだろう」。恋人が死んだら?目の前にその心臓を持った人が現れてしまったら??登場人物たちと自分をなぞらえるのがこの作品の核心かもしれません。
みんな待ってた!坂口健太郎のラブストーリー!!
現在『愛のあとにくるもの』(Prime Video)でも、ラブストーリードラマに出演中の坂口さんですが、本作での和正役も良すぎました……。 和正は大学の職員で、気弱な性格。周囲にも常に敬語で、自分を主張してくることをはないタイプです。体の線も細くて、病弱だったのに雄介の心臓を移植してからというもの、自分ではないキャラクターが出没するのです。急にピアノが弾けるようになったり、飲めなかったコーヒーが飲めるようになったり……。そして戸惑いながらもさえ子に惹かれてしまう。普通の男ならとっととさえ子に手を出しているよね?と思うシーンも、ひたすら戸惑っているだけ。でも自分には支えてくれている家族がいると、心の苦痛が止まらないのです。 そんな和正を観ながら(不謹慎ながらも)「こんな坂口健太郎さが観たかった!」と、悶絶するのが『さよならのつづき』。 思い出してほしいのですが坂口さんは『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系・2016年)、『ごめん、愛してる』(TBS系・2017年)、「そして、生きる」(WOWOW・2019年)、『おかえりモネ』(NHK総合・2021年)などのラブストーリーに出演していた俳優さん。ストレートに表現できない人物の機微を魅せる天!才!なのです。 最近はリーガルもの、医療モノなどのドラマ出演が目立ちましたが、やっぱり彼にはラブストーリーが似合うと再確認できることをぜひ楽しんで。