センバツ2023 チーム紹介 攻撃編 英明(香川) /徳島
◇一人一人好機を逃さず 「チームにホームラン打者はいない。一人一人が与えられた仕事をやって勝ち上がってきた」。英明(香川)の4番を務める寿賀弘都(2年)はチームの特徴をそう語る。自らは昨夏までのチームでも唯一先発出場して活躍し、攻撃をけん引。「バッティングは仕上がってきており、自信がある」と胸を張る。 野手陣の身長は寿賀の180センチが最高。先発には160センチ台の選手が5人並び、体格に恵まれている選手は少ない。打線に長打力はないが、秋の大会では一人一人が好機を逃さず、集中力を発揮。昨秋の県大会、四国地区大会では勝負強い打撃を披露し、8試合中7試合で2点差以内の接戦を制した。明治神宮大会1回戦では打線がつながり、10-7で関東大会を制した山梨学院に逆転勝ちした。 先頭打者を任される鈴木昊(そら)(1年)や中軸を担う百々(どど)愛輝(同)ら下級生も打線を活性化させる。投手としても活躍する百々は「ミスがあっても全員でカバーし合えるよう全力を出す」と意気込む。【西本紗保美】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇英明の秋の大会の打撃成績 ・打率 .294 ・本塁打 0本 ・三振 31 ・四死球 50 ・犠打飛 34 ・盗塁 6 ※県大会、四国地区大会、明治神宮大会の計10試合 ……………………………………………………………………………………………………… 第95回記念選抜高校野球大会の開幕(3月18日)が約1カ月後に迫ってきた。甲子園での活躍を胸に練習に励む四国代表4校を、攻守に分けて紹介する。