悲しき記憶…ポルトガル代表、背番号10の系譜(5)悪夢の自信喪失…? ”期待の若手”も移籍失敗で
ポルトガル代表の主役といえば、背番号7だろう。ルイス・フィーゴやクリスティアーノ・ロナウドの顔が真っ先に浮かぶエースナンバーだ。では、他国で主演クラスのスターたちが着けてきた背番号10は、ポルトガル代表においてどんな価値を持つものだろうか。直近のワールドカップ5大会で「10」を背負った選手たちの活躍を振り返る。※所属チームは大会当時
ロシアワールドカップ(2018)
背番号10:ジョアン・マリオ(ウェストハム) 生年月日:1993年1月19日(当時25歳) 個人成績:4試合出場/0得点0アシスト 戦績:ベスト16 スポルティングCPで期待の若手として評価を高め、EURO2016ではポルトガル代表の中心選手の1人として優勝に大きく貢献した。ところが、そのEURO終了後に移籍したインテルで伸び悩み、2017/18シーズン後半戦はウェストハムに期限付き移籍していた。 自信を失っていたのか、初めてのワールドカップでは目立った活躍を見せられず。3-3の激闘を演じたグループリーグ初戦のスペイン代表戦はベンチスタートで、先発出場のチャンスが与えられたのは格下のモロッコ代表やイラン代表との試合で、ここでも結果を残すことはできなかった。 決勝トーナメント1回戦のウルグアイ代表戦でも先発起用されたものの、背番号10の責任を果たすことはできなかった。ポルトガル代表も3大会ぶりの準々決勝進出を逃した。
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