絵灯籠で文化財を幻想的に 久万高原・旧山中家住宅で6日からイベント(愛媛)
久万高原町上黒岩の国の重要文化財・旧山中家住宅に障子絵を飾って明かりをともすイベント「一棟丸ごと絵灯籠」が6日始まる。13日までの午後6時半~9時に毎夜点灯し、絵灯籠と文化財の幻想的な雰囲気が楽しめる。 縄文時代の人類居住跡として有名な史跡・上黒岩岩陰遺跡と上黒岩考古館、旧山中家住宅がある歴史学習ゾーン「岩陰文化の里」の価値を再発見してもらおうと、地域の人が集まって親睦を深める行事「おこもり」の時期に合わせて企画した。愛媛大次世代人材育成拠点の事業の一環で、久万木材市場(同町上野尻)も事業費の一部を支援した。 絵灯籠の制作経験のある同町出身の日本画家伊東正次さん(62)=東京都=が協力。8月28日、同町上黒岩の美川中学校でワークショップがあり、校区内の小中学生6人が「縄文時代」をモチーフに描いた障子絵3作品を仕上げた。
愛媛新聞社