「毎日がパラダイスだった」 子どもの〝しぐさ〟写した写真に共感 「期間限定」子ども写真の撮影のコツは
期間限定の「その瞬間」を、すかさず
子どもの息づかいやそのときの空気そのものが感じられる写真を、どうやって撮影しているのでしょうか。 はらさんが写真を本格的に始めたのは2018年でした。それまで特に好きなものややりたいことがなく、「本当にやりたいことは何か」を考えていた時に、ふと写真をやってみようと思い立ったそうです。 自然と、自分のそばにいた子どもたちを被写体として撮り始めました。 意識しているのは、子どもたちの「何かに熱中している時」や「何げないしぐさ」を撮ること。「そういう時に、その子の性格が表れたりします。私の子どもも、3人とも、それぞれ違ったしぐさをします」。その瞬間を見つけたら、すかさずシャッターを切るのだそうです。 自然な表情を撮るため、シャッター音は消し、声をかけることもありません。ただ、いつでも撮影できるよう、手近なところにカメラを置いておくと言います。 子どもの写真を撮り続けて感じるのは、子どもの成長の早さです。 「子どもの写真を撮ることができるのは期間限定。〝子ども〟を撮れなくなるまで、撮り続けたいと思っています」 信州は、すっかり秋めいて、カエルの大合唱は、いつの間にか虫のさえずりに変わりました。 家の畑では、間もなくサツマイモが収穫の時期を迎えます。「毎年、焼き芋を作るので、子どもたちは今年も楽しみにしています」 はらかずあきさんの作品はインスタグラム(@k_botchan)でも公開しています。