パリ五輪で“縦折りスマホ”が活躍 サムスンが選手全員に特別モデルを提供、開会式などで活用も早速オークションに登場
日本時間の本日8月12日明朝、パリオリンピックの閉会式が行われ、7月末より続いたスポーツの祭典が幕を下ろした。期間中は世界各国から集まったアスリートが熱戦を繰り広げスポーツシーンを彩ったなか、韓国・サムスンは通信機器大手として、同大会をサポートした。 【画像】開会式で「Z Flip6 Olympic Edition」を使い自撮りする日本選手団のみなさん&オークション出品のページ(全6枚) 特に外部から注目された取り組みとして、同社が7月に発表し同月末に日本でも発売開始した新型スマホ「Galaxy Z Flip 6」の限定モデルの提供が挙げられる。 Z Flip 6はガラケーのように端末を縦に折りたためるスマホで、同社の最新ディスプレイ技術を搭載する。 今回のパリ五輪仕様の限定モデルは約17,000名の出場選手に提供されたもので、一般発売がなされていない非常にレアなものに。本体背面にはオリンピック・パラリンピックのロゴが施されたほか、デバイス起動時には特別メッセージが表示され、競技スケジュール情報やメダルランキングなどを提供する公式アプリなどもプリインストールするなど、仕様にもこだわっている。
開会式やメダル獲得時に“自撮り”で活用も、一部がオークションに登場
縦折りスマホを提供することで得られるメリットとして「自撮りを促進する」ことがあると以前よりアピールしており、セーヌ川で行われた開会式では、本機を使って写真を撮るケニア選手団や日本選手団の姿も写されていた。 また、競技期間中にはメダル授与後に受賞台でセルフィー撮影を行う選手もみられたほか、搭載される生成AI「Galaxy AI」を使った多言語間翻訳も行われるなど、多くの場での活用が見受けられた。 そんな注目の本機、一般発売されていないにも関わらず、海外のネット通販・オークションサイトのeBayではなぜか「未開封品」として複数の商品ページが出現。しっかりと実物写真も掲載されており、入札価格が2300ユーロ(約37万円)を超えている。 選手が使わず出品したのか、メーカー販路から入手したのか真偽は不明。日本からは購入できないが、代わりに製品の公式レビューがニュースルームページに掲載されているので、これを機会にチェックしてみてほしい。
編集部テクノロジー情報班