【解説】ラーメン店の倒産件数が過去最多…立ちはだかる“千円の壁”とは?全国平均700円下回る水準続く 原材料費高騰も価格転嫁できず
「ラーメン店」の倒産件数が急増し、過去最多を更新です。 帝国データバンクの調べによりますと、2024年1年間に倒産した「ラーメン店」は72件で、前の年の53件と比べて3割以上増え、過去最多を大幅に更新しました。 【画像】ラーメン店の倒産件数が過去最多更新…その理由とは 倒産の主な原因は、豚肉や背脂、麺やのりなど幅広い品目で原材料費が高騰したことで、2024年の原材料の平均価格は、2022年と比べて1割以上増加したということです。 一方、ラーメンの価格は全国平均で700円を下回る水準が続いていて、「価格へと転嫁できず、利益確保が困難となるケースが多い」としています。 青井実キャスター: ラーメン好きとしては、このニュース見逃せないなと思ったんですが、このように過去最多の倒産件数になっているわけですが、そもそもラーメンの価格っていくらの印象ですか。 山口真由SPキャスター: 都内だと890円くらいかな。 青井実キャスター: なるほど、ラーメンって国民食ですから「早くてうまい」っていうのがあるわけですけど、ラーメン1杯の値段が千円を超しちゃうと、客足が遠のいてしまう“千円の壁”があるとされています。 お客さんも今後、値上げを受け入れていくということも必要なんですかね。 山口真由SPキャスター: やっぱり、安いから食べるというより「好きだから食べる」という感覚が大事なんでしょうね。青井さんみたいに。 青井実キャスター: だからこそ応援するためにも、食べ続けなきゃいけないかなと思いますしね。頑張っていただきたいと思います。 (「イット!」1月7日放送より) (サムネイル画像はイメージ)
フジテレビ,経済部