【韓国】生稲晃子氏の「靖国参拝誤報」を多数メディア報道「追悼式騒動の中」「2年後の謝罪」
自民党参院議員の生稲晃子外務政務官(56)が22年8月15日に靖国神社への参拝したとの報道が誤りであったことを共同通信が認めて謝罪したことは、韓国で26日、大きく報じられた。各通信社やテレビ局、日刊紙、ネットメディアなど、多くのメディアが一斉に報じた。 ネットメディアのノーカットニュースは「(参加者)半分の追悼式騒動の中、靖国参拝報道は誤報」の見出しで、共同通信の発表を詳しく報じた。また通信社のニュース1は「日本共同通信の生稲政務官の靖国神社参拝は誤報」のタイトルで「24日に参拝の事実を問われた生稲氏は『違います。私は議員就任後、靖国神社を参拝していない』と話していた」と伝えた。 日刊紙のハンギョレ新聞も「佐渡追悼式日本代表の靖国参拝は誤報…深いおわび」と共同通信の訂正報道を載せた。テレビ局の「チャンネルA」は「記事は誤報…2年後の謝罪」と伝えた。 生稲氏は24日に新潟・佐渡市の世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」で開催された、朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式に政府代表で出席。一方、韓国は生稲氏が過去に靖国神社を参拝したことを理由として、政府代表の派遣を見送っていた。これに対し、林芳正官房長官は25日の定例会見で「生稲政務官は参院議員就任後に靖国神社に参拝した事実はない」としていた。 共同通信は25日に、誤報を認め謝罪。発表した文面では、「誤った記事は国内外に配信しました。韓国外務省は『生稲議員が22年8月15日に靖国神社を参拝したものと承知している』とコメントしていました。日韓外交に影響した可能性があります。韓国外務省は25日、不参加としたのは追悼の辞の内容などが世界遺産登録に賛成するに当たって日本と合意していた水準に満たないためだったと説明しました」としていた。 追悼式は、今年7月の世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」の登録を前に、反発していた韓国に対して、日本政府が開催を表明。世界遺産登録に至る形となっていた。