西郷真央「ビックスコアでもおかしくない」 パット苦戦でもどかしい一日に
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 3日目(21日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72) 【画像】西郷真央 “片手打ち”でアプローチ 最終9番でグリーン手前の池に入れた第2打は「ライが悪かったので、しょうがない」と切り替えられる。それよりも、惜しくも入らなかったボギーパットに悔しさを隠せなかった。西郷真央は6バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「69」で終え、通算4アンダー47位。「ビックスコアが出てもおかしくない感じだったのに、全然それが出せなかった」とパッティングで上位浮上を逃した。 「良いストロークができているなかで、最後の一筋が入らない」と、カップ際で逸れるパットが何度もあった。後半1番では約3mを外し、2番もチャンスを決められず悔しそうに天を仰いだ。
フィーリングは悪くないのに、3日間でワーストの31パット。「きのうよりもアイアンショットは良くなった」とパーオン率は88.88%(16/18ホール)とショットも好調なはずなのに、スコアにつながらない一日にもどかしさを隠せなかった。「パターさえかみ合えば、ビックスコアが出るセッティング。少しでもいい順位で上がれるように頑張りたい」と意気込む最終日に、この日のフラストレーションをぶつけたい。
トップを走るルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでは、2位のイム・ジンヒ(韓国)に96pt差をつけている。イムは3日目を終えて通算8アンダー23位。現状ならともに年間ポイントランキングに変動はない見込みだが、「争っている選手もコンスタントに上位に行く選手なので」と気は抜けない。「きょうのアイアンのフィーリングを継続できれば、すごく良い方向につながる」と、あすの爆発を目指す。 (オハイオ州メインビル/谷口愛純)