リー・アン・オルウェイジ作品展:The Right To Play
Sony Imaging Galleryでは、Sony World Photography Awards企画写真展として、ドキュメンタリー・ポートレート写真家のリー・アン・オルウェイジ氏による「The Right To Play」を11月1日(金)から開催する。 Sony World Photography Awardsは、World Photography Organisationが主催し、ソニー株式会社が協賛する世界最大規模の作品コンテスト。 同氏は、南アフリカ出身のビジュアルストーリーテラーとして、ジェンダーやアイデンティティ問題をテーマに活動。 Sony World Photography Awards 2023においては、プロフェッショナル部門クリエイティブで1位を獲得している。 また、今回の作品は、ケニアのエヌーサエンにあるカケニャズ・ドリームの少女たちが協力。FGMや児童婚を回避した少女たちが、自分たちの夢を支援する環境で学び続ける機会を与えられたら、世界がどのようになるかを示したという。 少女たちは日々、貧困、文化的規範や慣習、劣悪なインフラ、暴力により教育を受けることを阻まれています。The Right To Playは、世界中の何百万人もの少女たちが教育を求める中で直面する課題を浮き彫りにし、印象的な物語を創り出しています。 このプロジェクトでは、「少女たちはどんな夢を抱いているのだろう?」という問いを投げかけます。そして、支援的な環境が整い、少女たちが学び、夢見る機会を与えられたとき、どのような未来が待っているのでしょうか? その世界はどのようなものでしょうか? この取り組みは、若き少女たちの夢と志を深く探求し、彼女たちの可能性を制限する社会の障壁に挑戦しています。貧困や文化的規範、暴力に縛られることなく、少女たちが自由に学び、夢を見ることができる世界を、遊び心に満ちた視点で鮮やかに描いています。 The Right to Playは、想像上の遊び心のある世界をストーリーテリングに織り込み、少女たちが力強く前向きに、自らの物語のヒロインとして花開き、教育を受けるための多くの障壁を克服していく姿を表しています。 このプロジェクトは、教育を通じて少女たちを支援し、女性性器切除(FGM)や児童婚などの有害な伝統的慣習を廃止し、ケニアの農村地域のコミュニティを変革する非営利団体、Kakenya's Dreamとの提携により実現しました。 写真展情報 ■ 会場 Sony Imaging Gallery ■ 開催期間 2024年11月1日(金)~11月14日(木) ■ 開催時間 11時00分~19時00分 ■ 定休日 なし(銀座プレイス休館日を除く) ■ 作者プロフィール ドキュメンタリーおよび、ポートレート写真家 彼女は、写真を通じて人々のストーリーを讃える場を創りたいと考えています。一緒に仕事をする人々が作品制作に積極的に関わることで、自分たちの物語を前向きに表現できる空間を提供しています。 掲載誌 National Geographic、Vogue、The British Journal of Photography、Foam magazine、Geo、The Guardian、Atmos、Vanity Fair Italy、Dazed、Wired、Musee Magazine、IMA Magazine 主な受賞歴 World Press Photo Award (2020, 2023 ,2024) Sony World Photography Awards 2023 International Women in Photo Award Laurette Professional Laureate 2023 Winner of This Is Gender 2021 Pride Photo Award 2021 CAP Prize Winner 2022 Marilyn Stafford Fotoreportage Award Shortlist (2021, 2022), International Photography Awards Honourable Mention 2020 Selected for The New York Times Portfolio Review 2022
デジカメ Watch,飯塚直