『ロード・オブ・ザ・リング』の200年前を描く長編アニメ映画 日本語吹き替え声優を発表
俳優の市村正親さん(75)、小芝風花さん(27)、津田健次郎さんが、12月27日公開の長編アニメーション映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』で、吹き替え声優を担当することが発表されました。 全世界で大ヒットを記録したファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ3部作。映画は、『ロード・オブ・ザ・リング』の200年前を描いた物語で、監督は『東のエデン』や『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』などで知られる神山健治さんが務めます。 作品の舞台となる騎士の国ローハンの偉大なるヘルム王を担当する市村さんは、「このような長編アニメーション大作にぜひ出演してみたいと思っていたので、とても嬉しく思います。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作が大好きで、主人公のフロド・バギンズの大きな瞳が当時印象的でした。恐れたり、喜んだり、未来を見据えたりと、壮大な冒険が彼の瞳を通して語られました。本作はその200年前が描かれるということで、きっと『ロード・オブ・ザ・リング』の真意に迫れる物語になると思います」とコメントしています。 王国の運命を託される主人公の王女ヘラの声を担当する小芝さんは、「『ロード・オブ・ザ・リング』3部作は、公開から20年以上たった今でも新鮮で本当に面白い。ハラハラドキドキのストーリー展開と、“一つの指輪”を巡って人間の欲深さにも迫る素晴らしい作品です。アニメの吹替声優を務めさせていただくのは初めてですが、世界中で多くの方に愛され続けるシリーズの新たな物語の主人公としてヘラ王女に挑戦できることに、とても大きなプレッシャーを感じ、そして一生懸命にやり遂げたい気持ちでいっぱいです」と意気込みを明かしました。 そして、ヘラの幼なじみであり、王国の脅威となるウルフを演じる津田さんは、「ファンタジーの王道であり原点。ものすごいエネルギーを投じて製作された、映画史に燦然と輝く『ロード・オブ・ザ・リング』3部作は、強烈な印象を受け当時夢中になりました。今回、世界中で愛され続け、誰もが知るシリーズの最新作に出演できることを、本当に光栄に思います」と喜びを明かしました。 さらに、神山監督について「神山健治監督の魅力は、複雑で哲学的な要素を持ち合わせながら、誰でも楽しめるエンターテイメント作品に仕上げていること。私が演じるウルフは、ただの悪役ではなく彼なりの理由とドラマを抱えているキャラクターです。現実にも通じるテーマで、神山監督がどんな作品に仕上げていくのか、今からとても楽しみにしています」と期待を寄せています。