「ワリエワは五輪で戦う準備ができなかった」トゥトベリーゼがドーピング疑惑に揺れた“異常事態”を露メディアに告白! 「ゾッとした」信じられない瞬間も暴露
ドーピング問題を巡り北京五輪団体金メダルは剥奪に
鉄の女がオリンピックの舞台裏について口を開いた。 現地11月2日、ロシアのスポーツメディア『Sport24』によると、2大会連続でオリンピックの金・銀メダリストを育て上げた露フィギュアスケートの名指導者エテリ・トゥトベリーゼ氏がYouTubeチャンネル『Comment Show』のインタビューに応じた。 【画像】北京五輪から1年9か月。17歳になったワリエワの現在の姿! 同氏は長時間のインタビューの中で、北京五輪のフリー直後に発生したアレクサンドラ・トゥルソワとの癇癪、教え子であるアリーナ・ザギトワやエフゲニア・メドベージェワとの出会いや別れなどを赤裸々に明かしている。 そのなかで、やはり気になるのは北京五輪でのカミラ・ワリエワを巡るドーピング問題だ。昨年2月の北京五輪に当時15歳で出場したワリエワは、フィギュアスケート団体戦のショート、フリーで圧巻の演技を披露。ROC(ロシア・オリンピック委員会)を見事金メダルに導いたが、翌日に前年のロシア選手権で禁止薬物の陽性反応を示したことが発覚。メダル授与式は延期となり、団体戦銀メダルの米国と銅メダルの日本はオリンピックから約9か月が経過した今でも、メダルが手元に届かない異例の状況が続いている。 エテリ氏はインタビューのなかで、ワリエワのフリー当日までの舞台裏を回顧。「カミラはオリンピックで戦う準備がまったくできていなかった」と告白。トップパフォーマンスの演技ができる状況ではなかったと振り返っている。 同氏はワリエワが団体戦後にドーピング疑惑をもたれ、関係者に1時間以上も尋問されたあと、選手村から別のホテルに強制移動させられる寸前だったと明かし、「カミラは犯罪者じゃない。彼女は15歳よ。あなたたちは彼女に責任を取らせたいだけでしょう」と反論。ワリエワのメンタルを心配したうえで、「ここに残ってトレーニングを続けさせてほしい」と懇願したという。 トレーニングは続けさせてくれたが、やはりドーピング疑惑へのストレスとモチベーションの欠如により、ワリエワの動きは鈍く体調も悪化。エテリ氏の肩で泣いたこともあったと明かしたうえで、「カミラは『私はスケートをしているが、ここで何をしているのか分からない』と言いました。彼女は自分が何のためにオリンピックにいるのか理解できなかった。さらにメディアは彼女を(ドーピング関連の)質問攻めにし、嘲り始めた」と異様な状況下だったと説明。 過度なストレスとコンディション不良によるトレーニング不足で、ワリエワの調子は下降線に。大舞台を戦い抜くことは、ほぼ困難であることは明白だった。
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