【アイビスSD】本命は"カペラS2着"の快速馬チェイスザドリーム 芝2戦目でも血統の裏付けから不安なし
血統解説:ウイングレイテスト、チェイスザドリーム
・ウイングレイテスト 日本での牝祖は祖母ルーシームーン。母グレートキャティが優秀な繁殖で、東京HJ勝ちのイコールパートナー(父カリズマティック)、京都新聞杯勝ちのベストメンバー(父マンハッタンカフェ)を輩出していることから、持続力を持ち味としているファミリーだ。本馬は父がスクリーンヒーローだから、持続力がさらに強化された。前走は斤量59kgながら初の1200m戦に対応できたが、1000mとなると持ち前のしぶとさを生かす場面がなさそうだ。 ・チェイスザドリーム 日本での牝祖は祖母セクレゴールド。伯父にJRA5勝のスズカセクレターボ、半姉に準OP馬でJRA2勝のレコードチェイサーがいる。スピードが武器のファミリーで、本馬はロードカナロアがつけられた。 元々ダートのスプリントを主戦場としていてカペラS2着などの実績があったが、前走の韋駄天Sから芝を試してきた。そのスピードは芝でもしっかり生かされて、初芝でも快勝。走り方も柔らかさがあるタイプの牝馬なので、前走の好走は決してフロックではないだろう。新潟芝1000mはコース形態や馬場の傷み具合から圧倒的に外枠が有利。好枠を引いて上手く先行できれば重賞初制覇も見えてくる。
Cアナライズではチェイスザドリームを推奨
今回はチェイスザドリームを推奨する。ダートを主戦場としてきた馬だが前走は初芝でもしっかり対応したため不安はない。好走データに合致している点も追い風だ。柔らかさがあるタイプで、スピード勝負は得意中の得意。不利な内枠でも引かなければ初重賞制覇のチャンスだ。 対して人気の中心となりそうなウイングレイテストには疑問符がつく。前々でしぶとさを生かしてこその馬なだけに1000mでは後手を踏みそうだ。 【ライタープロフィール】 貴シンジ 競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセ
貴シンジ