FPが解説! 資産形成のポイントは「預金・投資信託・保険」の使い分け
お金を貯める、増やす方法として挙げられるのが、預金、投資信託、貯蓄型生命保険です。資産形成のポイントは、これらを組み合わせて利用していくことなのだそう。 【画像】すぐマネできる!食費節約のための献立パターン それぞれの特徴、メリット・デメリットについて、FPの橋本絵美さんの著書『子ども6人FPが教える お金が貯まる・使える 紙1枚かんたん家計管理』の解説を抜粋してご紹介します。 ※本記事は、橋本絵美著『子ども6人FPが教える お金が貯まる・使える 紙1枚かんたん家計管理』(日本実業出版社)より、一部を抜粋編集したものです。 ※本稿は2024年8月時点の情報に基づき、投資や保険等に対する著者の考え方を示したものであり、個別の金融商品を推奨するものではありません。金融商品の価値は状況によって変動しますので、購入の可否を含む投資の判断はご自身の責任で行なうようお願いいたします。
資金が必要なタイミングから逆算して3つの配分を決める
預金、投資信託、貯蓄型生命保険の3つには、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。この特性を理解したうえで、必要なときに必要な額を用意できるように、組み合わせていくのが資産形成のポイントです。 たとえば、近い将来必要になるお金は、元本保証がある預金で運用するのがいいでしょう。逆に老後資金など、使うタイミングがずっと先であれば、少しリスクを取って投資信託や保険を上手に組み合わせることで、資産を増やせる可能性をぐっと高めることができます。
5年以内に使う予定のお金は預金で
5年以内に使うお金は、預金で貯めていきましょう。現在の普通預金の金利はほとんど増えませんが、預金は好きなタイミングで引き出せ、流動性が高いのがメリットです。いつ引き出しても元本割れしないので、確実に用意できる安心感があります。 ネット銀行は、大手都市銀や地銀よりも金利が高いことが多く、キャンペーン時を狙って預ければ、預金でも多少は有利に増やせます。毎月定額を引き落としで貯められる自動積立定期預金を使えば、先取りの仕組み化も簡単です。 我が家の貯蓄は、ほぼ教育費用なので、短期的な目標のための先取り貯蓄はしていません。すべて収入の中で支払うようにしています。残ったものが高い利回りで勝手に増えていくよう、楽天銀行をメイン口座として利用しています。