フィリーズ・ハーパーが五輪出場に意欲「WBCとは違う。出場は夢」シーズンを中断すべきと指摘
メジャー屈指の人気と実力を誇るフィリーズのブライス・ハーパー内野手(31)が、五輪期間中はシーズン中断期間を設けるべきとの考えを示した。9日(日本時間10日)、米紙USAトゥデー電子版が伝えた。 ハーパーはロンドンで行われたメッツ戦の前に取材に応じ「オリンピックほど世界的なイベントはない。オリンピックではさまざまスポーツを見るよ。なぜならオリンピックだからね。ホッケーは見るのが好きなスポーツの1つ。(NHLが)3週間中断し、選手を参加させるのは、メジャーリーグが目指すべき大きな目標」とコメント。さらに「MLBの多くの人たちとそのことについて話したことがある。自分も出場したい。WBCがあるけど、それとは違う。オリンピックに出場するのは夢」と、野球が2大会ぶりに復活する28年のロサンゼルス五輪への参加に意欲を示した。 MLBはこれまで00、00、08年五輪でメジャー選手の出場を認めなかった。21年の東京五輪では26人枠の選手の出場は認められなかったが、40人枠に入っている選手は認められた。28年ロサンゼルス五輪について、MLBのマンフレッド・コミッショナーは今年2月時点ではメジャー選手の出場に「日々の試合はタフ。カレンダーを見ると(五輪は)通常ならオールスター戦が行われる時期に近いので、かなり複雑だと思う」と、懐疑的な見方を示していた。