【フィリピン】バイオ燃料、混合比率3%に引き上げ
フィリピンのエネルギー省は9月30日、ココナツを原料とするココメチルエステル(CME)をディーゼル燃料に混合する比率を従来の2%から3%に引き上げると発表した。 10月1日から実施する。2025年10月1日までに4%、26年10月1日までに5%へ段階的に引き上げる。 エネルギー省は、ココメチルエステルの混合比率を1%高めるごとに約1億~1億2,000万リットルのココナツ油のニーズが膨らむと試算し、国内のココナツ生産の振興につながると説明した。 混合比率を5%まで高めた場合、車両の燃費は10%向上するなど、消費者にも恩恵をもたらすと強調している。