J1京都、執念の勝ち点3で降格圏内脱出へ 11日に誕生日を迎えたMF松田天馬が2得点に絡む活躍
◆明治安田J1リーグ▽第18節 京都2―0札幌(15日・サンガスタジアム) 京都―札幌「落とせない一戦」は、京都に軍配が上がった。負ければ単独最下位、勝てば降格圏内脱出がみえてくる試合で、ホームゲーム9戦目にしてつかんだ本拠地での今季初となる勝ち点3。試合終了のホイッスルと同時に、紫に染まったスタンドが揺れた。 京都は前半5分、左サイドからこの日1本目のCKを獲得。MF平戸太貴のクロスにこの日前節のC大阪戦(1日・サンガスタジアム)から唯一のメンバー変更ではいったDF鈴木義宜がこぼれ球に反応し、ペナルティーエリア中央から左足を振り抜くも、GK菅野孝憲にセーブされる。 その後もMF平戸、MF川崎颯太の2人を中心にサイドから攻め続ける。迎えた前半18分、中央でボールを持ったMF平戸が右サイドへスルーパス。抜け出した右SB福田心之助の右足のクロスに、11日に29歳の誕生日を迎えたMF松田天馬が合わせ、先制点を挙げた。 2分後の同20分には、MF松田が相手ペナルティーエリア内でDFのトラップミスを奪って味方へパス。これを受けた昨季チーム得点王(10得点)のFW豊川雄太が丁寧にシュートをコントロールして2点目を決め、前半を折り返した。 後半14分には左CKにDF鈴木義が頭で合わせてゴールネットを揺らすもVAR判定の結果ゴール直前でのファウルが認められ、ゴールは幻となった。その後は札幌の元日本代表FW鈴木武蔵、MF田中宏武、MF近藤友喜の両サイドを機転に猛攻を受けるも2点を全員で守り切り、白星を勝ち取った。
報知新聞社