覚せい剤で逮捕、“13年間獄中”で過ごしたセクシー女優。「5か月で3000万円稼いで全部薬物に使いました」
仕事が減って刺激のない毎日が覚せい剤使用の引き金に……
――MDMAをときどき、でも違法で悪いことなんですが、逮捕された頃はどうでした? 合沢:その頃はすごくて、毎日2、3回覚せい剤を使うって状況でした。ちょうど事務所が解散して、仕事がなくなってしまったんですね。それでヒマになって、ひとりで覚せい剤をやるようになっちゃいました。 ――ヒマだから、という理由もすごいですが。仕事がない不安もあったんですかね? 合沢:不安もありましたけど、刺激のない毎日がつまらない、というのが大きかったかもしれないです。なにかを表現したときの興奮と、薬物を摂取したときの高揚感って似ているんです。私の場合は、そっちの高揚感にハマってしまった感じですね。
大学の学費を稼ぐために「覚せい剤を売ろう」
――釈放された後に、覚せい剤を売るようになってしまったんですよね。それはなぜですか? 合沢:言い訳になっちゃいますが……刑務所で高卒認定を受けて、大学に行けるようになったんです。それで「臨床心理士」になりたいと思ったんですね。臨床心理士になれば、刑務所でカウンセリングなどができるので、私の経験も生かせる、と。 ――なるほど。 合沢:でも臨床心理士になるには、大学と大学院、最低6年必要。そうすると学費も1,000万円くらいかかる。じゃあ30代半ばの人間が1,000万円稼ぐには……じゃあ、薬売るかってなっちゃったんです。
覚せい剤を売って5か月で3000万円稼いだ
――すごく極端な話ですね。合沢さん的には勝算があったわけですか。 合沢:はい。実際かなり儲かりました。捕まったときには3,000万円近く持っていましたね、5か月で稼ぎました。 ――5か月で3,000万円ですか!どういう人が買うんですか? 合沢:私はインターネットの掲示板で売っていたんですけど、本当に普通の人たち。サラリーマンとか、主婦とか、学生とか。最初はぽつぽつ連絡が来るくらいですけど、それがリピーターになって、最終的に電話帳には400軒くらいの番号がありましたね。 ――すごいですねぇ。仕入れはどうしていたんですか? 合沢:私は組織とつながりはなかったので、掲示板で見つけた売人に「卸してください」ってお願いしました。 ――行動力があるんですね。 合沢:行動力だけはあるんですよね、良くも悪くも。良い方向に行けば良かったんですけど……。