SUBARU BRZ（一部改良）STI SportのMT車。

スバルは2024年7月12日、水平対向エンジンを搭載したFRスポーツカー「スバルBRZ」の最新改良モデルを発表した。MT車専用の「SPORTモード」を新たに採用するなど随所でアップデート。7月14日には、富士スピードウェイ（静岡県）で開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」にも展示する。 【画像】「スバルBRZ」の中はこんな感じ！ SPORTモード新設定の大進化！

「スバルBRZ」の改良モデルはMT車に注目！

スバルは2024年7月12日、水平対向エンジンを搭載したFRピュアスポーツカー「スバルBRZ」の改良モデルを発表した。 2012年に発売した初代モデルは、「低重心」「コンパクト」の水平対向エンジンを搭載することで、世界トップクラスの優れたハンドリング性能を実現して注目を集めた。2021年7月に販売を開始した現行モデルは、初代モデルと同様に、トヨタ自動車とスバルによる共同開発車で、クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を際立たせる走りの味を追求。その2年後の2023年9月に発表した改良モデルは、運転支援システム「アイサイト」を全グレードに標準装備して、運転の愉しさと安心を高い次元で両立した。 今回の改良では、スーパー耐久シリーズに参戦中の「Team SDA Engineering」から得られた知見をもとに、MT車専用の「SPORTモード」を新たに採用。SPORTモードは、全回転域でアクセル操作に対して、エンジンが忠実に反応するスロットルセッティングにすることで、アクセルコントロール性も向上している。また、アクティブサウンドコントロールの音量も切り替わり、ドライバーの高揚感を盛り上げるという。 一方、AT車のマニュアルダウンシフト制御は、ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定するよう設定。オーバーレブの危険性がない状況ではドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域を拡大した。さらに「R」「S」「カップカーベシック」グレードのダンパー減衰力特性と、全グレードの電動パワーステアリングのアシスト特性を最適化。スポーツカーらしい操縦安定性と乗り心地の両立も実現したという。価格は332万2000円～381万7000円（税込）。 なお、このスバルBRZ改良モデルは、7月14日に富士スピードウェイ（静岡県）で開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」に展示する。