鈴木聡美が2大会ぶり五輪へ好発進、自己ベストまで「あと100分の1秒でしたね」 女子100M平泳ぎ予選1位で準決勝へ【競泳・五輪代表選考会】
◆競泳・パリ五輪代表選考会 第2日(18日、東京アクアティクスセンター) 女子100メートル平泳ぎの予選が行われ、2大会ぶりの五輪を目指す鈴木聡美(ミキハウス)=福岡県遠賀町出身=は1分6秒21の全体1位で同日夜の準決勝に進んだ。自己ベストにあと0秒01に迫る好記録。昨夏に地元福岡で開催された世界選手権では8位に入賞し復活を遂げたスイマーが好発進した。 ■SNS騒然「合成…じゃないよね」橋本環奈が降臨【写真】 前半50メートルは30秒64のハイペースで入ると、後半も持ち味の伸びのある力強いストロークを披露。鈴木は「(自己ベストまで)あと100分の1秒でしたね。予選から派遣標準記録も自己ベストも狙うつもりだった。いい結果を残すことができた。準決勝、決勝とこのまま落とさずにやっていきたい」と納得の表情を浮かべた。 全力でタイムを狙いにいった一方で「後半にかけては最後も上げきるつもりで泳いではいたけど、やはりこう、予選だからというワードが頭に浮かんだ瞬間があって。少し力を100パーセント出し切ることができなかったかな」と反省点も。同時にまだまだ余力もある証拠でもある。 選考会に向けて新たにネイルを施した。所属先にミキハウスのキャラクターをあしらい、全力で水をかいた。「気持ちの面ではいつも所属の方がそばにいてくれるという気持ちで。長年お世話になっている。その応援してくださる気持ちに応えたい」。不屈のスイマーは強い決意を示した。 個人種目の選考は、決勝で日本水連が独自に定めた派遣標準記録を突破して、上位2人に入れば代表決定。リレー種目は4人の合計タイムで派遣標準をクリアする必要がある。最終日は24日。
西日本新聞社