多部未華子&大竹しのぶ、『インサイド・ヘッド2』イベントでアフレコを絶賛され満面の笑み!映画は「グサグサと刺さる共感ばかり」
ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)の来日スペシャルイベントが7月18日、品川インターシティホールにて開催。来日ゲストのケルシー・マン監督、エグセクティブプロデューサーのピート・ドクター、プロデューサーのマーク・ニールセン、キャラクター・アート・ディレクターの村山佳子と共に、日本版声優ゲストの大竹しのぶ(カナシミ役)、多部未華子(シンパイ役)が登壇した。 【写真を見る】誕生日の花束を受け取る大竹しのぶへ拍手を送る多部未華子 本作は、大人になると増えていく感情をテーマに、成長して新たな壁に直面する主人公ライリーの物語を描いた大人が泣ける感動作。日本に先駆け6月14日より、全米はじめ世界各国で公開され、アニメーション史上世界歴代 No.1オープニングを記録。その勢いは衰えることなく、これまでピクサーの作品で首位を守ってきた『インクレディブル・ファミリー』(18)の12億4000万ドルを超え、ピクサー作品史上最高の世界興行収入を記録する特大ヒットとなっている。 前作での来日で日本が大好きになったマン監督は、「今回、家族みんなを連れてきちゃいました!」とご機嫌で挨拶。プロデューサーのニールセンは「日本のアニメはすばらしい!そんな日本へこの作品を紹介できることをうれしく思います」と笑顔を見せ、エグゼクティブプロデューサーのドクターは「前作から9年。本当にいろいろなことがありました。そんなことも映画から感じていただけるのではないかと思います」と感慨深い様子。「とても緊張しています」と明かしたキャラクター・アート・ディレクターの村山に対し、「“シンパイ”を抱えているようだね」とマン監督が優しくサポートし、和やかなムードでイベントはスタートした。 世界中で記録的な大ヒットとなっている本作。受け入れられる理由は、「年齢、性別に関係なくわかる感情だからかも」とコメントしたニールセン。ドクターは前作も今作も自分たちへの贈り物という気持ちで制作していたそうで、「アーティストとして、フィルムメイカーとして、頭のなかでどんなことが起きているのか、掘り下げる機会になりました」としみじみ。 村山との仕事は「夢が叶ったような気持ち」と語ったマン監督は「これまで伝えたことはなかったけれど、最初にオンラインで打ち合わせをした時から、感心していました」と、村山の仕事ぶりを絶賛しつつ、深々と頭を下げ、感謝の気持ちを伝えていた。 前作から9年。“カナシミ”が自分のなかに9年間生きていたことを感じたという大竹は「心の底から宣伝したい作品です!」とお気に入りの様子。続けて「どこの国の言葉で表現しようと、もとのお話がすばらしいので、たくさんの方に観てほしいです!」と胸を張っておすすめした。 「オリジナル版よりすばらしいかも!」とアフレコを褒められ、「アフレコ中も、公開前も、公開後もずっと“心配”すると思うけれど、褒めていただいたので少しは調子に乗りたいと思います」と茶目っ気たっぷりにコメントした多部が、「日本ファンに向けてとっておきの制作秘話を教えてほしいです!」とマン監督にリクエストする場面も。マン監督は「ピクサー映画らしい隠れたお楽しみを入れています」とニッコリ。しかもそれは大竹演じる”カナシミ”も登場しているシーンだと告白すると、大竹も多部も「気づかなかった!」と驚きを隠せない様子で、「何回観たら気づくかな?」などと語りながら、お楽しみを探すべく、何度も観たいと宣言。 「誰もが経験している感情で、グサグサと刺さる共感ばかり。どの感情も自分らしさに繋がることを鮮やかな映像のなかで教えてくれています」と本作の見どころに触れた多部は「私ももう1回観て刺さりたいと思うくらいです!」とリピート鑑賞したいとコメント。大竹は「みんなの頭の中が“ヨロコビ”でいっぱいになるように、“カナシミ”や“シンパイ”や“イカリ”がいるというのがよくわかりました。ライリーの成長と共に作っていってほしいです」と続編制作をお願い。続編制作については笑顔だけを見せただけの来日ゲスト陣からは、17日が誕生日の大竹には、“カナシミ”をイメージした花束とアフレコしている様子を描いた“思い出ボール”がサプライズでプレゼントされた。 取材・文/タナカシノブ