佐伯豊南高工業部がロボット相撲全国2大会へ闘志 エンジニアの力量試される「自立型」に注力 「日本一目指し全力尽くす」
大分県佐伯市の佐伯豊南高工業部が、高校生ロボット相撲全国大会(30日・福島県)と全日本ロボット相撲全国大会(12月7、8日・東京都)に出場する。部員は「両大会で優勝する」と意気込んでいる。 同部は昨年の高校生大会で優勝、全日本大会でも3位入賞した。2021年の活動開始以降、めざましい活躍を見せており、昨年6人だった部員は10人に増えた。今年は部外の3年生4人も加わり、高校生大会に4チーム、全日本大会に8チームが出場する。 ロボット相撲はリモコンで操縦するラジコン型と、自動プログラムで動かす自立型の2部門がある。顧問の松永芳史教諭は「ラジコン型は操縦者の腕前が勝敗に影響する。エンジニアの力量が試されるのは自立型」と話し、自立型に力を注ぐ方針だ。 部員は毎日2、3時間、機体の調整やプログラムの確認に取り組んでいる。事前に発表された対戦相手の研究にも余念がない。3年の矢野琉之介部長(18)は「日本一、世界一を目指して全力を尽くす。豊南高勢で上位を独占したい」と抱負を述べた。