【独自】暴力団対策法違反容疑の池田組幹部「敵対人物をスマホで撮影」 対立組員に付きまとい、組内で情報共有か
特定抗争指定暴力団の池田組と山口組の対立抗争に絡み、対立する組員に付きまとったとして暴力団対策法違反の疑いで逮捕された池田組幹部の容疑者(52)ら組員4人が「敵対する人物をスマートフォンで撮影し、組の中で情報共有しようとした」と供述していることが18日、関係者への取材で分かった。岡山区検は同日、同罪で4人を略式起訴した。 対立抗争を巡っては倉敷市で4月、池田組幹部(当時)の関係先に手りゅう弾が投げ込まれ、山口組系組員が逮捕される事件が起きた。4人のうち一部は、この事件など一連の抗争を踏まえ「山口組への警戒を強めていた」と話していることも関係者への取材で判明。岡山県警は抗争の激化が懸念されるとして動向を注視している。 岡山簡裁は18日、組幹部に罰金80万円、他の3組員に同50万円の略式命令を出し、いずれも即日納付された。 起訴状などによると4人は共謀し7月13日、暴対法に基づき両組の活動が制限される「警戒区域」に指定されている岡山市内で、歩いていた山口組系組員に乗用車で近付くなど付きまとったとされる。