男子ゴルフ中島啓太 パリ五輪「短パン禁止」知らず…あわや失格でてんやわんや【2024年スポーツ界 書けなかった話】
【2024年スポーツ界 書けなかった話】 松山英樹(32)が銅メダルを獲得した今年のパリ五輪ゴルフ。もうひとりの代表は、昨季国内ツアー賞金王で初出場の中島啓太(24)。49位と見せ場なく終わった。 【写真】ゴルフ界の“ビジュアルクイーン”臼井麗香がコース新「63」の大爆発!前夜祭では「悩殺衣装」披露 中島は代表に決まった際には「オリンピックへ出場し、日本代表として日の丸のユニホームに袖を通せることを大変誇りに思います」と語っていたが、本番ではそのユニホームで失態を演じた。 練習日はショートパンツ(短パン)の着用が認められていたが本番はダメ。その「規則」が中島に伝わっておらず、初日、短パン姿で現れ、そのままスタートするつもりだったから大変。ロングパンツ(ズボン)を取りに行く時間はなく、急きょ丸山(茂樹)代表監督のはいているものを借りることになったのだ。中島の身長は178センチで、丸山監督より約10センチも高い。脚の長さもかなり違うはずなのに中島がはくと、なぜかサイズはほぼピッタリ。 「丸山監督は『長いパンツをはいていたから良かった』とか、『ボクは脚が長いんだよ』と言って笑っていたそうですが、五輪の晴れ舞台で、もしも『短パン失格』なんてことになったら、恥ずかしくて帰国できませんよ」と、ツアー関係者は笑う。 中島は五輪のちょうど1年前、新規大会の国内ツアー「横浜ミナトチャンピオンシップ」で初代王者になった。今年の大会は熱中症対策のため、国内男子ツアーで史上初めて「最終日まで短パンプレーがOKになる」と、五輪の1カ月前に発表され話題になった。中島はその印象がよほど強かったのかも。 ◇ ◇ ◇ 日刊ゲンダイで年末恒例の「スポーツ界 書けなかった話」。本年も選りすぐりのネタを用意している。 ●関連記事【書けなかった話】…はスポーツファンなら要チェックだ。