中日・鵜飼航丞『本塁打0』では終われない…「しゃがんで打つぐらいのイメージ」両膝曲げる脱力打法で「何とか爪痕を残したい」
中日の鵜飼航丞外野手(25)が1日、シーズンを締めくくる4日からのDeNA3連戦(バンテリンドームナゴヤ)での今季初本塁打へ気合をみなぎらせた。3年目の今季はここまで12試合出場で、いまだノーアーチ。「何とか爪痕を残したいです」と“脱ゼロ”を誓った。 このまま終わるわけにはいかない。「やっぱり本塁打は打ちたいですし、試合で打てる球は来ています」。ルーキーイヤーの2022年は4本塁打、昨季は3本塁打。長距離砲として、意地の一本を放ちたい。 打てる球を仕留めるために―。心がけるのは、両膝を曲げる脱力打法だ。「僕はインパクトの瞬間や振り終わった後に膝が伸びてしまう。それがチェンジアップとか低めの変化球を拾えない原因になっている。両脚を曲げて、しゃがんで打つぐらいのイメージでちょうど普通に見えるぐらいです」 打球を飛ばそうと思い、力めば力むほど膝が伸びてしまう悪癖の修正を掲げる。「ずっと取り組んでいますが、今日は特に意識しました」と1日に本拠地で行われた全体練習では和田打撃コーチからマンツーマンで指導を受けた。打撃練習後も2人で話し合った。 今季は9月6日に1軍昇格し、ここまで12試合出場で5安打、3打点。本拠地では8月1日のウエスタン・リーグの阪神戦で左翼5階席に特大アーチを描いたが、1軍の舞台で打たなければ意味はない。
中日スポーツ