歩行者天国『なんば広場』の朝~夜明け 喫茶店をめぐるはずが昼からほろ酔いの人、「仕事が何やっても続かず」生きづらさに苦しんだストリート・マジシャン...【定点観測】
「仕事が全然何やっても続かなかった」その中で出会ったマジックの世界
そこに現れたのはストリート・マジシャン。道行く人たちをマジックで驚かせます。話を聞くと、マジシャンになるまで多くの苦労を重ねてきたそうです。 「職歴は3か月くらいで辞めることばかりだったので。仕事が全然何やっても続かなかったのですけど、路上に出てホームレスになって、この仕事だけになっちゃったんで」 生きづらさを抱える中で出会ったマジックの世界。 「会った人の人生の価値観を変えられたらなと思っています。とりあえずポジティブに生きられるような価値観を少しでも与えられたらなと」 ようやく見つけた夢を胸に、きょうもミナミのどこかに現れるかもしれません。
大学時代を共に過ごした3人組 4年ぶりの再会で終電後も…
午前0時。終電間近で皆、家路を急ぎます。 そして、終電から2時間後のガランとしたなんば広場。その中に、話し込む若者3人の姿がありました。 「普通に楽しくて話していたら終電がなくなっていました」 大学のハンドボール部で共に青春を過ごした3人。今はそれぞれ大阪、埼玉、香川へ。社会人になって4年ぶりの再会です。 「(Q久しぶりに会うのはどう?)全然成長していないですね、彼は」 「僕だけですか?でもめっちゃ楽しかったですね。話が弾んだな。年に1回は会いたいな」 「まあ、そうやね」 「距離はあるけど」 「全員が家庭を持つまで」 「家庭を持つまではそうやな」 「家庭持ってからも会ったらいいやん」 「会うけど違うやん、最低目標」 「最低目標ね」 翌朝の午前6時。多くの人が行き交った広場は静かな朝を迎えました。新しくなったミナミの玄関口。これからどんな人たちが集い、どんな時間を過ごすのでしょうか。 (2024年5月1日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)