ソニーのプレイステーション、この秋はファミリー向けゲームで勝負
(ブルームバーグ): ソニーグループの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」は、「ラスト・オブ・アス」や「ゴッド・オブ・ウォー」のような血なまぐさいゲームのリリースで知られる。しかし、この秋はファミリー向けゲームで勝負する。
PSは年内に2つの目玉タイトルを投入する。PS5専用の「アストロボット」新作と、「ホライゾン」シリーズをレゴで恐竜ロボットの世界につくりかえた「LEGOホライゾン・アドベンチャーズ」だ。LEGOホライゾンはパソコンと任天堂の「スイッチ」でも楽しめる。
これまで「スパイダーマン」や「ゴースト・オブ・ツシマ」といった大人向けのストーリーを描く大型独占タイトルに大きな資金を投じてきたPSにとっては、かなりの路線変更だ。
主要タイトルの発売が延期され、永続的に収益化できる「ライブサービス」、つまりゲームのサービス化(GaaS)へのシフトは進まず、また開発中のプロジェクトも減っていることから、PSは新たなユーザーにアプローチすることで、年末商戦のゲーム機販売を強化しようと考えているもようだ。
2020年に発売されたPS5はこれまでに5400万台を販売している。
原題:Sony’s PlayStation Reveals Plans for a Family-Friendly Fall (抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Jason Schreier