便秘&軟便と食生活の関係が明らかに!食事法別・便の傾向を米専門家が解説
アトキンスダイエット
アトキンスダイエットもケトジェニックダイエットと似ているが、ケトジェニックダイエットほど極端じゃない。この低炭水化物ダイエットは炭水化物よりもタンパク質を多く摂るという食事法。「野菜をたくさん食べていれば、腸の動きは比較的よいはず」とソンパル博士。「ただ、タンパク質ばかり食べて、プロバイオティクスや繊維が不十分だとまずいことになる」と言う。このような場合、トイレに行く回数はぐんと減るそう。
パレオダイエット
旧石器時代の頃の食事を実践するという、パレオダイエットは好きなだけ肉を食べていいけれど、やりすぎないように注意して。やり過ぎてしまうと便秘になるリスクが高まるそう。「肉は消化に時間がかかるので、詰まりやすくなる」とソンパル博士は説明。つまり、便は固くなりがちで、当然トイレに行く回数も減る。そうなりたくないのなら、肉だけでなくフルーツと野菜をたくさん摂ってバランスをとるようにして。
Whole 30
Whole30の食事法を実践してクリーンな食生活をしていれば、体重も減り、排便もスムーズになるはず。Whole30のプログラムでは、野菜やフルーツをたっぷり食べて肉や魚介類を適度に食べながら、砂糖、加工品、アルコール、添加物、穀類、マメ科、乳製品などを食べないというもの。「加工食品をあまり食べない人は、腸の動きもより自然になる」とソンパル博士。これは、加工食品に含まれる保存料や増粘剤が腸をべたつかせやすくするため。保存料が少なく、フルーツや野菜などのホールフードを食べることによって、トイレでも気持ちよく過ごせるようになるとのこと。
ボリュームダイエット
コストコダイエットとも呼ばれるこのダイエットは、カロリーが低いものをたくさん食べるというもの。この食事の影響は何をたくさん食べるかによって、排便にプラスになるかマイナスになるか両極端だそう。もし、カロリーの低いサラダをたくさん食べているのなら、繊維質も多く摂ることになり排便もスムーズになる。でも、たくさん食べているのがスープだと残念ながらトイレタイムは少しやっかいかもしれない。はじめの頃は、便は普通だが、しばらくすると量は少なくなり、水っぽくなるそう。もしこのダイエットをするのなら、サラダを食べる方にして。
地中海式ダイエット
この食事法はもっとも健康的なダイエットかもしれない。「カロリー、満足度と排便のどれをとっても健康的」とソンパル氏。脂質と繊維質の多い野菜をたっぷり摂ることで、排便も理想的なものになるそう。さらに、トウガラシなどのスパイスは健康的な腸の動きにもつながるそう。 どんな食事法を選ぶにせよ、食物繊維たっぷりの果物と野菜を食べるようにして。もし低炭水化物の食事法を試しているのなら、一日最低でも25gは摂取するよう、食物繊維の量には気を付けて。 ※この記事はアメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されたものです。