【ONE】日本開催「172」で武尊がついにロッタン戦「世界最高の殴り合い、壊し合いする」
アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」は16日、都内で記者会見を開催し「ONE172」(2025年3月23日、さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで、武尊(33=team VASILEUS/元K-1ワールドGP3階級制覇王者、現ONEフライ級キックボクシング2位)とロッタン・ジットムアンノン(27=タイ/前ONEフライ級ムエタイ王者、ONEフライ級キックボクシング1位)が、フライ級キックボクシング・スーパーファイト3分5ラウンドで対戦すると発表した。 武尊は以前からロッタン戦を熱望。K-1からONEへ主戦場を移した理由の1つがロッタンと戦うことだった。当初は武尊の“移籍初戦”となった今年1月有明大会で激突する予定だったが、ロッタンが腕をケガしたために、武尊の相手がスーパーレックに変更になった経緯があった。 激闘型の2人は以前から対戦すれば必ずかみ合うと言われており、武尊が2回KOでONE初勝利を挙げた今年9月のタン・ジン戦ではロッタンが、そしてロッタンが判定3-0で勝った同11月のジェイコブ・スミス戦では武尊が、それぞれ試合後のリングに登場。2度にわたって2人が額をつけ合うバチバチのフェイスオフを演じた。 この試合は世界195カ国で放送されるビッグイベントとなる。武尊は会見で「やっとロッタンと戦えるのはすごいうれしいです。こうやって試合が決まるというのは引き寄せ合う運命だったと思う。この試合の次のことは一切考えてなくて、この試合で自分の格闘技人生のすべてを出すつもりです。世界最高の殴り合い、壊し合いをしたいと思うので、ロッタン選手よろしくお願いします」と力を込めた。 また今大会では若松佑弥(29=TRIBE TOKYO MMA/ONEフライ級MMA2位)とアドリアーノ・モラエス(35=ブラジル/同級1位)がデメトリアス・ジョンソンの引退によって空位となった同級王座をかけて王座決定戦(5分5R)を戦うことも発表された。