三菱マテリアルがバイオマス発電事業会社を売却した背景
三菱マテリアルはバイオガス発電事業を行うニューエナジーふじみ野(NEFC、埼玉県ふじみ野市)について、保有する全株式を売却した。三菱マテリアルが持つ株式98・88%を、廃棄物処理事業者のテラレムグループ(東京都中央区)に9月30日に譲渡した。売却額は非公表。 NEFCは食品廃棄物を処理して得たバイオガスで発電した電力を再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)で売電している。三菱マテリアルは再生エネ事業の拡大を進めているが、地熱発電事業を主軸に水力や太陽光、風力発電の分野に経営資源を集中する。