「その番号を背負って戦うことに意義がある」ロッテ加入の石川柊太が吉井監督の背番号継承
ソフトバンクから国内FA権を行使してロッテへ移籍した石川柊太投手(32)が19日、本拠ZOZOで入団会見に臨んだ。背番号は吉井監督が22年の監督就任時から背負っていた「21」と発表され、右腕は「かっこいいなと。意気に感じてじゃないですけど、その番号を背負って戦うことに意義がある」と表情を引き締めた。 3年総額6億円規模の条件とみられ、ソフトバンク、巨人、オリックス、ヤクルトなど計5球団による争奪戦の中、ロッテ入りの決め手には「現場とフロントとの一体感が伝わったのが大きかった」。背番号を譲り「81」に変更となった吉井監督は「『21』は、元々活躍した選手にあげようと思っていた」とし、期待の高さをうかがわせた。 来年3月28日からの開幕カードは、ビジターでのソフトバンク3連戦で、指揮官は「可能性はある」と古巣相手に“デビュー”させる可能性を示唆。先発ローテの一角として期待されており「(年間)25試合以上を投げられるように、その覚悟で、ここに来ることを決意した。戦いに備えたい」と力を込めた。(竹内 夏紀)
報知新聞社