アニソンユニット Kalafina復活ライブ、初期からの作曲家/プロデューサーの梶浦由記は関与せず「大変残念」
「歌う決心がついたのは梶浦由記さんの音楽があったから」
独自の音楽性で存在感を放っていただけに、惜しまれつつ解散したKalafinaの復活は、ファンにとっても待望の出来事だ。 メンバーのKeikoさんはXで、復活公演に向けて「私事ではありますが、一度歌う事をお休みし、また歌う決心がついたのは梶浦由記さんの音楽があったからです。そして、これまで応援してくださった皆さんのKalafinaへの想いが今回の開催へと繋がりました」とコメント。 また、HikaruさんもXで「ソロ活動をしている間も、皆さんがKalafinaのことを大切に想ってくださる気持ちを受け取っていました。今回有難い機会をいただき、梶浦由記さんが作ってくださった大切な楽曲を3人で歌えることとなりました」と報告した。 Kalafinaの単独ライブは、2018年1月に開催した10周年記念公演以来、およそ7年ぶりとなる。
梶浦由記、Kalafinaとの音楽の道は「叶わぬ未来」
一方、デビューから長年Kalafinaのプロデュースをつとめてきた梶浦由記さんは、自身のXで「私梶浦由記は今回の公演に一切関関与しておらず、またそれ以前に今回の公演開催について、主催の方からも、またメンバーのどなたからも、正式なお知らせも説明も一切いただいておりません」とコメント。 その上で、「Kalafinaの皆さまは今後、私のプロデュースを離れ、私の知らない所で新しいKalafinaとして歩まれることを決意されたのでしょう。私は私で、将来また一緒にKalafinaの音楽を紡げる道を探ってはおりましたが、それはもう叶わぬ未来となりました」と語っている。 そうした状況を「大変残念」と表現しつつも、「これはもう互いに音の道を探す一人一人の人間ですから、そのようなこともあるでしょう」と理解を示した。 最後には、Kalafinaのメンバーについて「本当に素晴らしい三名の歌い手」と称賛し、「今後もファンの皆様へ、素晴らしい歌声、音楽を届けて下さるに違いありません。かつて、約十年に渡り、共に音楽を作らせていただけた幸福に改めて心より感謝を致しますと共に、今後のKalafinaさんのご活躍をお祈りするばかりです」とエールをおくっている。
恩田雄多