2024年版 見た目も走りも「バツグン」な小型車 本当の意味で “エコ” な欧州Aセグメントの宝石 10選
2. キア・ピカント
長所:ライバルより優れたインテリア。スマートなスタイリング。 短所:2024年のアップデートで価格が上昇。非力なエンジン。 兄弟車のヒョンデi10と同様に、キア・ピカントも最近のモデルチェンジで大幅にアップグレードされた。以前より見栄えも良くなったが、インテリアはとても良く仕上げられており、標準装備もまずまずのレベルとなっている。 乗り心地やハンドリングの面でも好印象で、穴だらけの英国の道路によく対応している。 最高出力66psの1.0L 3気筒エンジンは少し弱々しく感じることもあるが、上級グレードにはパンチの効いたターボエンジンが用意されている。 実際のところ、ピカントとi10を隔てるものは、外観、装備、エンジン、そしてトランクの大きさ(キアがわずかに小さい)以外にほとんどない。
3. スズキ・イグニス
長所:優れたパッケージングと室内空間。汎用性が高い。見た目も運転も楽しい。コンパクトなのに四輪駆動。 短所:キャビンの質感は欧州車に及ばない。低速域での乗り心地は少し粗い。 イグニスは価格、室内の広さ、汎用性、低燃費に恵まれた魅力的な1台だ。クロスオーバーに近い外観も、市場の嗜好にマッチしている。 特にパッケージングが素晴らしく、サイズの割に室内空間が広い。インテリアはところどころチープに見えるし、スズキのタッチスクリーン・インフォテインメント・システムには少々不満が残るが、耐久性や機能性が十分に高いため、気にしない人の方が多そうだ。 舗装路におけるダイナミクスは、実のところ、ライバル車ほどシャープでも洗練されてもいない。性能は比較的優れており、スズキの賢い12Vマイルドハイブリッド・システムが必要なトルクを加えてくれる。ハンドリングはかなり軽快だが、大きな段差の上では乗り心地が少々粗く感じられる。 スズキの「AllGrip(オールグリップ)」という四輪駆動システムが用意されており、多くのライバルよりもオフロード走行が得意だ。このような多くの魅力が詰まった1台であり、驚くほど個性的なパッケージとなっている。