ラストワンプレーで決勝ゴール!大分が劇的逆転勝利で準決勝進出
第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタルの3日目が3月27日に開催され、新富町フットボールセンターで行われた決勝トーナメント1回戦、水口(滋賀)と大分(大分)の一戦は大分が2-1で勝利。準決勝に進出した大分は常翔学園(大阪)との対戦が決まった。 【フォトギャラリー】 水口 vs 大分 2勝1敗の2位で予選グループを抜けた水口と、3連勝で1位突破した大分が激突。5分にCKから失点を喫した大分だったが、その後はペースを掴むと、44分にMF11渕野椋斗(新3年)が同点ゴール。さらにPK戦突入直前の60分にはFW5川野迅翔(新3年)が決勝ゴール。劇的な逆転勝利で準決勝に駒を進めた。 先制したのは水口。5分の左CK、ニアが潰れゴール前にボールが流れるとDF51橋本優翔(新3年)が押し込みネットを揺らした。 出鼻をくじかれた大分も、17分にMF8清水和(新3年)の仕掛けから、こぼれに詰めたDF99佐藤羚矢がヘディングシュート。22分にはFKのこぼれをDF89伊藤太獅が右足で狙う。しかし、どちらもシュートが枠を捉えられず。1点ビハインドで後半へ。 ハーフタイムで3枚替えを敢行した大分はワントップの川野を左サイドへ、左サイドの清水を右に配置転換。この交代策が奏功し、後半はさらに押し込む展開。そして迎えた45分、ボックス内右で清水がボールを奪い返すと、パスを受けた後半から出場の渕野がゴール左に右足で流し込んだ。 試合を振り出しに戻した大分はその後も追加点を狙い相手陣内へ攻め込む。58分には左からのスルーパスに抜け出した清水がボックス内で倒されPKを獲得。しかし清水が自ら蹴ったPKは相手GKにセーブされてしまう。 残り時間2分で掴んだ絶好機を逃した大分。それでも諦めない大分はさらに猛攻を続ける。すると60分、右から清水がスルーパスを送ると、中央で潰れ流れたボールが左でフリーになった川野に渡る。完全に抜け出した川野は飛び出してきたGKとの1対1を制し、冷静にゴールに流し込んだ。 この劇的逆転ゴールで歓喜に沸く大分イレブン。そのままホイッスルが鳴り響き、大分の準決勝進出が決まった。 (文・写真=会田健司)