【広島】首位巨人に悪夢の逆転負け 9回にまさかの9失点 乱調・栗林良吏が1アウトも奪えず
◇プロ野球セ・リーグ 巨人9-2広島(11日、マツダスタジアム) 混戦となっているセ・リーグの首位攻防第2戦は、広島2点リードの9回に守護神・栗林良吏投手が登板するも2本のヒットと4つの四死球で逆転を許し降板。後続の投手も追加点を許し1イニング9失点でまさかの逆転負けとなりました。 【画像】前半を終え広島リード 4回に先制打を放つ広島・堂林翔太選手 この日の先発は、今季の巨人戦防御率1.83、プロ初完封を含む2勝を挙げているアドゥワ誠投手。丁寧なピッチングで4回までヒットわずか2本、得点を与えません。 すると打線は4回、2アウト2塁から4番・堂林翔太選手がタイムリーツーベースを放ち先制に成功。さらに6回にも1アウト1、3塁と追加点のチャンスを作ると堂林選手が今度はレフトへきっちり犠牲フライを放ち2点目を奪います。 2点リードのまま9回、広島は37セーブを挙げている守護神・栗林良吏投手がマウンドに上がります。しかし、制球が定まらず2者連続四球にヒットで満塁のピンチを招くと3番・吉川尚輝選手には押し出し死球、4番・岡本和真選手にはレフト前タイムリーを打たれ同点とされます。さらに5番・モンテス選手にも押し出し四球を与え逆転を許すと、新井貴浩監督がここで交代を告げます。栗林投手は打者6人に投げ1アウトも奪えず降板となりました。 後を受けた投手陣も悪い流れを止められず4本のタイムリーを許し、この回まさかの9失点。首位を追いかける2位・広島にとって痛すぎる敗戦となりました。