28年ぶり五輪出場へ アイスホッケー男子監督にジャロット・スカルディ監督が就任
日本アイスホッケー連盟は9日、都内で会見を開きアイスホッケー男子の監督にジャロッド・スカルディさんが就任したことを発表しました。 【画像】フィギュアスケート・坂本花織が帰国「大偉業を達成してうれしい気持ちでいっぱい」 56年ぶり世界選手権3連覇を達成 スカルディ監督はカナダ人で、9季にわたりアイスホッケー最高峰の舞台NHLで活躍。その後はスイス、スウェーデンなどヨーロッパでもプレーし、2006年~2007年には王子イーグルス(現レッドイーグルス北海道)でもプレー。 現役引退後にはNHL、Uー18カナダ代表のコーチ、監督を歴任しました。 アイスホッケー男子日本代表は2月に行われたミラノ・コルティナ五輪の3次予選で全勝し最終予選への切符を獲得。4月28日からイタリアで行われる世界選手権、8月にラトビアで行われる五輪最終予選を控えています。 28年ぶり五輪出場権獲得を目指すこの時期にスカルディ監督を選出した経緯について、鈴木強化本部長は「いろんな国の文化、いろんな国のホッケーを学んできているので日本の良さを引き出すことができる。日本の文化にもリスペクトがあり、日本のホッケーにも情熱を持ってくれた」と話しました。 スカルディ監督は「非常に光栄。王子イーグルスで1年間プレーしたとき家族も一緒に来日し、日本の文化に感銘を受け、日本にまた戻ってきたいと強く思っていた。こういう形で戻ってこれて非常にうれしい」とコメント。 また日本アイスホッケーの強みに関しては「強いディフェンス」と話しました。 スカルディ監督は28日にイタリアで開幕する世界選手権へ向け、苫小牧で国内選考合宿に参加し指揮をとる予定です。